こんばんは。
HATCHET metal work studioです。
まともにブログを書くのはかなり久しぶりになってしまいました。
ついつい手軽なSNSばかり更新してしまいますね。
さて、今日は今年から始めたキャスト(鋳造)の工程を簡単に載せようと思います。
まず、ワックスを画像のような形状にします。この工程を"ツリー立て"と言います。
ツリーを立てたら専用の金属の枠をはめます。
次は石膏の準備です。
この工程を"埋没"と言います。
これは石膏を混ぜた時に混入した空気を真空状態にして抜くために行います。
この工程は石膏を混ぜた時と金属の枠に流し込んだ時に行うので2回する事になります。
これをやらないと鋳造物が気泡だらけになって使い物にならなくなってしまいます。
石膏が固まったら次は脱ロウという工程です。
鍋の底にお湯を貼り、加熱した蒸気でワックスを溶かし出してしまいます。
画像の赤いものは溶けたワックスです。
通常この工程は普通のキャスト屋さんではやらないと思います。
ただ、ウチの工房は住宅地にあるためこれをしないで電気炉に入れてしまうと、ワックスが燃えた煙と臭いですぐに苦情が来ると思うので仕方なくやっております。
次は電気炉に突っ込みます。
約6〜7時間、750度くらいで焼きます。
石膏型の焼成が完了したらいよいよ溶けた金属を流します!
今回は真鍮でキャストします。
鋳造機にセットして真空にしたら一気に溶けた真鍮を流し込みます。
温度は900度以上になっておりますのでこぼしたら大惨事。
この工程はいつも緊張します。
ある程度時間を置いたら熱いうちに水を張ったバケツに石膏型を投入。
すると、石膏が爆発して型が壊れます。
完全に石膏型が冷えてしまうと中身を取り出すのがめちゃくちゃ大変になってしまいます。
はいっ、こちらが中から出てきた鋳造物です。
大成功。
かなり簡単に説明しましたが何となくキャストとは何かわかって頂けたかなと思います。
HATCHET metal work studioでは、オリジナルアクセサリーを製作したい方々のお手伝いもしております。
1個からでも製作可能ですのでお気軽にご連絡くださいませ‼︎
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